ブラキシズムは発見しにくい!

ブラキシズムは発見しにくい!

ブラキシズムは、その危険性はわかっているものの、以下のような理由があるため、発見するのがとても難しいのです。

メカニズムがはっきりわかっていない

ブラキシズムがなぜ起きるのか、そのメカニズムについては、まだ十分には解明されていないのです。
ブラキシズムの原因としては、以下の2つのことなどが推測されていますが、必ずしも起きるわけではありませんし、その検査も困難です。

・局所的因子(口の中の原因)……咬みあわせの異常
・全身的因子(精神的因子)……日常生活でのストレス

ブラキシズムは気づきにくい

ブラキシズムは無意識化で行われます。夜寝ているときにギリギリ音を立てる人は、周囲の人から指摘されるかもしれませんが、ほとんどの場合、当事者自身は気づいていないようです。
昼間している咬みしめの場合も、全く気付いていない方が大半です。多くの方が大なり小なりのブラキシズムをしていると思われます。

ブラキシズムに気づきにくいわけ

・歯ぎしりしていても音が鳴らない場合もある
・日中の咬みしめも無意識のうちにしている。

「ブラキシズムがある」という判定が難しい

ブラキシズムが本当にあるかどうかの確定診断は、「睡眠時ポリグラフ」という専門的な医療機器を使わなければできないのですが、簡単にできる方法ではないこと、日中の咬みしめは測定できないことなどから、判定がむずかしいのです。

一時的なブラキシズムもある

昔からずっとブラキシズムをしている人も多いのですが、生活環境の変化などで、一時的にブラキシズムをすることもあります(仕事が忙しい、受験勉強、離婚、近親者の病気や死など、ストレスを感じている場合など)。
一時的な場合、何年も続けている人に比べて口の中に変化が表れにくいため、発見しにくいのです。

気づきにくいブラキシズムに気づく!

歯科医院では、歯や歯周組織の状態からブラキシズムの存在を知ってお伝えするのですが、多くの方の場合、自覚がなく、半信半疑のまま帰宅して、あらためて家族に聞いてみたら「歯ぎしりをしていると言われた」という方や、自分で意識してみてはじめて咬みしめていたことに気づいたという方がたくさんいらっしゃるのです。

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