ブラキシズムとは
“ブラキシズム”を知っていますか?
ブラキシズムとは?
“ブラキシズム”という言葉をお聞きになったことはありますか?
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、“ブラキシズム”とは歯科で使われる専門用語で、お口やその周辺の器官にみられる習慣的な癖(専門的には非機能的動作あるいは口腔習慣といいます)の一つです。
代表的なブラキシズム
歯ぎしりは睡眠中に行っています。ですから、自覚することは少なく、周囲の人に知らされて、はじめて気づくことがほとんどです。
一方、咬みしめは、日中・夜間にかかわらず、無意識のうちに歯を食いしばってしまうものです。
これらを総称してブラキシズムといいます。
とても怖いブラキシズム
ブラキシズムで悩んでいた患者様の声
朝起きると、突然歯ぐきが腫れていました。
奥歯がぐらぐらして、ご飯もろくに食べられない……。
しかもがまんできない痛みでした。
以前から冷たいものにしみていたようです。
X線写真を撮ってみたら、歯が真っ二つに割れていて、歯ぐきが化膿していました。
「そういえば、家族から歯ぎしりがうるさいって言われていたなぁ、特に最近は忙しくてストレスもたまっていたし……」お聞きしてみると、こんなお話をしてくださいました。
結局、割れた歯は抜かなくてはなりませんでした。
原因は、“ブラキシズム”による歯の破折と、そこへ細菌が入ったために起きた急性の炎症でした。
“ブラキシズム”は、ときにとても危険なものなのです!