歯ぎしり・くいしばり(ブラキシズム)

はじめに

“歯ぎしり”については皆さんよく知っていることと思いますが、“咬みしめ”についてはいかがですか?“歯ぎしり”や“咬みしめ”で歯を失うことがあるということをご存知でしょうか?

昔から「歯を食いしばる」とか「歯ぎしりをする」という言葉は、「我慢をする」とか「いらいらする」というような意味で、日常的に慣用句として使われてきました。
歯には食べる、発音するという役割の他にも、歯ぎしりをすることで精神的なストレスを発散する役目もあると言われています。けれども、過度の“歯ぎしり”や“咬みしめ”は、「ギリギリ」音が鳴って周囲の人の迷惑になるというだけではなく、口の中や周囲の組織に大きな影響を及ぼし、歯を失う原因にもなりかねないのですが、そのことはあまり知られていません。

ブラキシズムのことをもっと知っていただくことで、歯を守り、いつまでもご自分の歯でおいしく食事をし、明るい笑顔で、楽しい人生を送っていただきたいというのが、私たちの「ねらい」であり、「願い」なのです。