歯の痛みというものは、突発的に現れるものです。
もちろん、なるべく早く歯医者で受診するのが一番ではあります。しかし、夜遅くであったり、仕事中であったり、すぐには歯医者に行けない場合があるのも確かです。
ではそんなとき、個人でもできる「歯が痛いときの対処法」をお伝えします。
患部を冷やす
歯の痛みは、歯の中の血液が神経を圧迫することによって生じます。
患部を冷やすことにより、血液の流れを遅くすることができますので、痛みがやわらぐというわけです。
方法としては、氷水などで冷やしたタオルなどで患部の周辺を押さえるのがよいでしょう。
痛み止めの薬を飲む
市販されている痛み止めの薬を飲むことも効果的です。
たとえば、第一三共ヘルスケアから発売されている「ロキソニン」や、ライオンから発売されている「バファリン」などが挙げられます。
「ロキソニン」などは歯医者で使われている痛み止めとほぼ同じ成分で構成されています。
しかし、痛み止めの薬を飲む際の注意として、胃への負担があります。痛み止めを飲む際は、可能な限りで構いませんので少し食事を召し上がると、胃への負担を軽減させることができます。
また、痛み止めを飲みすぎることによってむくみなどの副作用が起きることもあります。痛みが引いてきたとしても、なるべく早く歯医者さんに受診しましょう。
正露丸を詰める
大正製薬から発売されている正露丸。
効能のひとつとして、「歯痛」というものがあります。
正露丸に含まれる「クレオソート」は、歯の治療に使われている薬剤なのです。
歯の痛みに対して正露丸を服用する際は、飲むのではなく、「痛みのある虫歯に丸剤を適当な大きさに切って詰める」という方法になります。
ただし、あくまで痛みを抑える効果であり、虫歯そのものを治療するわけではないことに注意が必要です。
今回は、「突然の歯の痛み」への対処法をお伝えしました。
これらの応急処置で痛みをやわらげているうちに、なるべく早く歯医者で受診することが解決への近道です。
2014年9月29日 カテゴリ:歯が痛い and tagged 歯が痛い, 歯が痛いときの対処法, 歯痛